【大津市】築約30年の和室断熱リフォーム|カビ・結露対策とダクトレス熱交換型換気扇の後付け・WIC新設
Before
After
築約30年のお住まいで、床の間や収納のカビ・カビ臭に悩まれていたN様。娘さんの部屋をつくりたいというご希望もあり、カビが発生している状況を確認したうえで、断熱・気密・換気を組み合わせた住環境改善をご提案しました。ダクトレス壁掛け型の熱交換型換気扇や内窓も設置し、収納と娘さんのスペースを整えた大津市の施工事例です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 工事内容 | カビ・結露対策、断熱改修、間仕切り・ウォークインクローゼット、ダクトレス熱交換型換気扇・内窓設置 |
| 地域 | 滋賀県大津市 |
| 築年数 | 約30年 |
| ご家族 | 4人家族 |
| 年代 | 50代 |
| 施工年 | 2026年 |
| 工事費 | 約149万円(税込) |
| 工事期間 | 約11日間 |
| 主な工事 | 壁・床・天井の断熱、気密フィルム、ダクトレス熱交換型換気扇、内窓、間仕切り、収納、トイレ換気扇 |
| 工事番号 | 2392 |
「カビ臭くて収納したくない」ことから始まったご相談
N様が悩まれていたのが、床の間や収納のカビでした。
床の間に物を収納していると、気づいたときにはカビが発生しており、「カビの臭いが心の底から嫌になっていた」といいます。
物を入れていたことが原因なのかとも考えられていましたが、「なぜ、こんなにひどくなるのかわからない」という疑問もお持ちでした。
また、2~3年前から娘さんの部屋をつくることや収納のリフォームも考えられていました。
「カビ臭くて収納したくない。でも収納しないと部屋として使えない」
カビの問題を改善しながら、娘さんが使える部屋と収納をつくることが今回のリフォームの出発点になりました。

現地調査でカビ・結露が起きている住環境を確認
ダイワ住研が現地調査に伺ったのは2月末でした。
室内ではガスストーブを使用されており、玄関ドアの内側にも多くの結露が見られました。
N様は空気の入れ替えのために窓を開けることはあるものの、普段は基本的に窓を閉めて生活されていました。
特にカビがひどかった床の間は外壁に面していました。また、使っていない掃き出し窓もあり、外気の影響を受けやすい場所がありました。
こうした現地の状況を確認し、カビが発生している部分だけをきれいにするのではなく、断熱・気密・換気を組み合わせて住環境を改善することにしました。
カビ・結露対策としてご提案した工事
今回のカビ・結露対策では、主に次の工事を行いました。
- 外壁側の壁をふかして断熱材を施工
- 断熱材の上に気密フィルムを施工
- 床の間部分の床に断熱材を施工
- 改修する部屋全体の天井に断熱材を追加施工
- 使っていない掃き出し窓を断熱材を入れた壁でカバー
- ダクトレス壁掛け型の熱交換型換気扇を設置
- 内窓を設置
- 玄関付近の結露対策としてトイレ換気扇を設置
換気設備だけを取り付けるのではなく、カビや結露が起きている場所、断熱の状態、換気、住まい方を確認したうえで、必要な対策を組み合わせています。
壁・床・天井の断熱と気密を見直しました
外部に面している壁には断熱材を施工し、その上から気密フィルムを貼りました。外気の影響を受けやすい壁面の断熱と気密を整えています。


居室全体の床は、ご予算を考慮して既存の床を活かし、カビの原因となりやすかった床の間部分を中心に断熱材を施工して新しく仕上げました。必要な場所に優先順位をつけながら工事内容を調整しています。

天井にはもともと断熱材が入っていましたが、厚みが十分ではなかったため、既存の断熱材に加えて新しい断熱材を隙間なく追加しました。

また、結露が起きやすかった使っていない掃き出し窓は、室内側に断熱材を入れた壁を新設してカバーし、外気の影響を抑えるようにしました。
築約30年の家にダクトレス壁掛け型の熱交換型換気扇を後付け
今回のN様邸では、既存のお住まいにダクトレス壁掛け型の熱交換型換気扇を後付けしました。
熱交換型換気扇は、室内の空気を外へ排出しながら外の空気を取り入れ、その際に室内外の熱を交換する換気設備です。
通常の換気では、冷暖房した室内の熱も空気と一緒に外へ逃げます。熱交換型換気扇では、換気による室温への影響を抑えながら空気を入れ替えることができます。
ただし、今回のカビ・結露対策を熱交換型換気扇だけで行ったわけではありません。N様邸の状態を確認し、壁・床・天井の断熱、気密、内窓などと組み合わせて施工しました。

娘さんのスペースと大容量のウォークインクローゼットを新設
N様のご希望は、カビ・結露対策だけではありませんでした。娘さんの部屋をつくることと、収納を増やすことも大きな目的でした。
そこで、もとの広いお部屋に間仕切り壁を設け、娘さんが使える半個室のようなスペースをつくりました。反対側には大容量のウォークインクローゼットを設け、これまで部屋に置かれていた物をまとめて収納できるようにしました。
リフォーム前
床の間や押入れがあり、収納した物のカビやカビ臭が悩みになっていました。

リフォーム後
床の間・押入れ部分を含めて間取りを見直し、ウォークインクローゼットと娘さんのスペースを確保しました。外壁側には断熱工事を行い、ダクトレス熱交換型換気扇と内窓も設置しています。

ビフォー&アフター
▽BEFORE ▽AFTER


▽BEFORE ▽AFTER


工事の流れ
今回の工事は、次のような流れで進めました。
- 養生
- 床の間・押入れの解体撤去
- 隙間処理・床下地・床断熱材施工
- 天井断熱材施工
- 壁下地・断熱材・気密フィルム施工
- 壁をふかした分の窓枠取付け
- 間仕切り作成
- ボード施工
- パテ処理
- クロス施工
- 照明などの器具・内窓取付け
- 美装・完成
「時計の針の音の方が気になるくらい」静かな熱交換型換気扇
工事後、N様から特に好評だったのが熱交換型換気扇でした。
「室内の換気扇がすごく静かで驚きました。カビのこともあって娘が『強』にしたいと言って、ずっと『強』でつけていますが、時計の針の音の方が気になるくらいです」
さらに、「金額も思ったより安くて、つけて良かったです。各部屋につけたいぐらい(笑)」との感想もいただきました。
カタログ上の性能だけではなく、実際の生活の中で使用したお客様から、強運転時の音の静かさについて具体的な感想をいただけた事例です。

収納が増えて、リビングもすっきり
ウォークインクローゼットについても、「主人と物をウォークインに入れていたときに、『きれいにしたのにもったいないな』と言っていました(笑)。子どもも喜んでいますし、物もたくさん入って良かったです」と喜んでいただけました。
これまでリビングに置いていた在宅ワークの物なども別の場所へ移せるようになり、リビングもすっきりしたそうです。
「使えるスペースが増えて、とっても生活しやすくなった」という言葉もいただきました。
内窓については、これから夏・冬を過ごして、その効果を楽しみにされています。



カビ・結露は、見えている場所だけが原因とは限りません
カビが発生すると、「換気をすればいい」「カビを落とせばいい」と考えがちです。
しかし住宅では、外壁や床・天井の断熱状態、室内外の温度差、湿気、暖房方法、換気の状態など、複数の要因が関係していることがあります。
今回も、熱交換型換気扇だけでカビ・結露対策をしたわけではありません。
現地の状態を確認したうえで、断熱・気密・換気・内窓などを組み合わせて改善しました。
ダイワ住研では、目の前のカビだけを見るのではなく、「なぜ、この場所にカビや結露が起きているのか」を確認しながら、住まいに合わせた改善方法をご提案しています。
- 収納がカビ臭い
- 外壁側の押入れや床の間にカビが出る
- 冬になると結露がひどい
- 築年数が経った家の換気を改善したい
- 熱交換型換気扇を既存住宅に後付けできるか知りたい
といったお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
ダクトレス熱交換型換気扇を実際に見て、触って確認できます
ダイワ住研の「構造まる見えスタジオ」では、今回N様邸に設置したタイプのダクトレス壁掛け型熱交換型換気扇を実際に見て、触れていただけます。
換気設備だけでなく、壁・床・天井の断熱、壁体内結露やカビにつながる住まいの状態なども実物を見ながらご説明しています。
「熱交換型換気扇は本当に必要なのか」「築年数が経った家にも後付けできるのか」「断熱や結露と換気はどう関係するのか」といった疑問も、実物を確認しながらご相談いただけます。
ダイワ住研より
相談会から工事をご依頼いただき、ありがとうございました。
今回は、カビ・結露、娘さんの部屋、収納という複数のお悩みに対して、現場の状態とご予算を確認しながら、断熱・気密・換気、間取りを組み合わせて工事内容を調整しました。
使えるスペースが増え、最終的にご満足いただけるお部屋に仕上げることができ、嬉しく思います。これから夏・冬を過ごしていただき、内窓や断熱、換気を含めた住み心地の変化についても、またお聞かせください。





