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【滋賀・草津/大津】壁の結露・黒カビで咳や鼻炎?壁の中の結露(壁体内結露)を診断で確認

2025.8.24

結露・カビ対策

※本ページは医療診断ではありません。 咳・鼻炎・体調不良が強い場合は、まず医療機関へご相談ください。
ここでは、住まい側の原因(温度差・湿気・換気・壁の中の状態)を整理するための情報をまとめています。

目次
  1. 壁の中の結露・カビでお困りの方へ
  2. 先に結論|改善工事の前に、まず原因診断です
  3. なぜ壁の中にカビ?見えない部分に発生する壁内結露(壁体内結露)
  4. 壁内結露(壁体内結露)が発生する原因
  5. 壁内結露(壁体内結露)による被害
  6. 壁内結露(壁体内結露)の確認方法は?
  7. 壁内結露(壁体内結露)対策
  8. 改善した実例
  9. 壁内結露を改善する工事と費用の考え方
  10. 来年も同じ結露を繰り返さないために

壁の中の結露・カビでお困りの方へ

滋賀(草津・大津周辺)では、冬の冷えと湿気が重なり、壁の中で結露→カビが進んでしまう相談が少なくありません。
「掃除しても黒カビが戻る」「冬になると咳・鼻炎が悪化する」場合、表面ではなく壁の中(壁体内結露)が原因のことがあります。
医療の判断は医療機関で。住まい側の原因は、住まい側で整理する──そのための原因診断につなぐページです。

  • 壁にシミが出る
  • 壁紙が浮く・においが気になる
  • 家族の咳・鼻炎・アレルギーが冬に悪化する
  • 毎年同じ場所に黒カビが出る

こんな症状がある場合、壁の中で結露が起きている可能性があります。壁の中の状態は、表面からは判断できません。

先に結論|改善工事の前に、まず原因診断です

壁の結露・黒カビは、いきなり工事の話に進むと外しやすいです。
最短の順番は「原因診断 → 状況整理 → 必要なら改善工事」です。

  • 表面だけの問題か、壁の中まで進んでいるか
  • 温度差が原因か、湿気が原因か、換気が原因か
  • 部分対応で済むのか、改善工事まで必要か

この順番で整理すると、ムダな工事や遠回りを減らせます。
【滋賀】空気環境・結露原因診断はこちら(診断のみ可・無理な営業なし)

なぜ壁の中にカビ?見えない部分に発生する壁内結露(壁体内結露)

寒い日に冷たい飲み物を入れたグラスの外側に、いつの間にか水滴がびっしりついているのを見たことはありませんか? これは、空気中の水蒸気が冷たいグラスの表面に触れて冷やされ、水滴に変わる「結露」という現象です。

水滴がついたグラス

壁内結露(壁体内結露)とは

この同じ現象が、実はあなたの家の壁の内部でも起こりうるのです。これが「壁や床下にできる壁内結露(壁体内結露)」です。壁の内部で水蒸気が冷たい部分に触れて水滴になることで、カビや腐食の原因となります。

壁内(内部)結露により、断熱材の一部に黒カビが生えている
床下:壁内(内部)結露により、床下の断熱材にカビが生えて地面に落ちた状態
壁内(内部)結露により、壁の内側に黒カビが生えている
壁:壁内(内部)結露により、壁の内側に黒カビが生えている
壁内結露により、クロスの表面にカビが生えている
壁:壁内結露(壁体内結露)により、クロスの表面にカビが生えている

目に見える表面(外部)結露

冬の朝、窓ガラスがびっしょり濡れていたり、壁の一部がしっとり湿っていたりするのを見たことがありませんか?これが「表面結露(外部結露)」です。これは目に見える場所で発生するため、拭き取ったり換気をしたりと、比較的簡単に対処できます。

窓の結露

外部結露と内部結露の違い

表面結露が「見える」結露であるのに対し、壁内結露は名前の通り「見えない」場所で発生します。この「見えない」という点が、内部結露の最も厄介な点です。窓の結露なら拭けば済みますが、壁の中の結露はそうはいきません。気づかないうちに建物の構造材を傷め、カビを繁殖させ、静かに進行していきます。

「見えない結露」は、掃除だけでは止まりません。
実際に大津市のマンションで、クロス裏のカビと冷えを、断熱と換気の設計で再発しにくい状態に整えたケースがあります。

【3分チェック】当てはまるものはありますか?(5項目)

  • 毎年同じ場所に黒カビが出る(掃除しても戻る)
  • 北側の壁・押入れ・家具の裏だけ湿っぽい/におう
  • 冬になると家族の咳・鼻炎・目のかゆみが強くなる
  • 窓の結露だけでなく、壁紙のシミ・浮きが出てきた
  • 換気しているつもりでも、洗濯の室内干しが多い/湿度が高い

2つ以上当てはまる場合は、表面ではなく「壁の中」や「換気」に原因があることがあります。
空気環境・結露原因診断(滋賀)で、住まい側を整理する(診断のみ可・無理な営業なし)

壁内結露(壁体内結露)が発生する原因

壁内結露(壁体内結露)が発生する原因:お部屋と外の温度差

壁内結露(壁体内結露)の主な原因の一つは、外と室内の温度差です。特に冬場は、暖房で暖められた室内の空気が多量の湿気を含んでいます。この湿った暖かい空気が、断熱材の隙間などを通って冷たい外壁に近い壁の内部に入り込むと、急激に冷やされて水滴(結露)となるのです。

壁内結露(壁体内結露)が発生する原因:夏場の思わぬ落とし穴!

「結露は冬だけの問題」と思っていませんか?実は近年、夏型結露の相談が増えています。エアコンで強く冷えた室内と、高温多湿な外気・基礎まわりの環境条件が重なると、見えない場所で結露が起きることがあります。特に最近の猛暑でエアコンを強く使う家庭が増え、この夏型結露のリスクも高まっています。

夏の日射しを受けている建物

壁内結露(壁体内結露)が発生する原因:換気が足りていないと・・・

日々の生活では、知らず知らずのうちに多くの水蒸気を発生させています。例えば、料理、入浴、そして洗濯物の室内干しなどが挙げられます。これらの水蒸気が適切に排出されず、室内の湿度が高い状態が続くと、高湿な空気が壁内に侵入し、結露のリスクが大幅に高まります。

洗濯物の室内干し

壁内結露(壁体内結露)が発生する原因:断熱材が効いてない!?

1980年省エネ法が制定され、住宅の断熱化が進みましたが、当時の断熱材の施工方法は、断熱材を壁のなかに押し込んで横をタッカー(ホッチキスの大きい道具)で取り付けるため、湿気を含むと重さで下にずれ落ちてしまい、断熱材の効果がない建物が多くあります。また当時は湿気を防ぐ重要性が今ほど認識されておらず、隙間があっても大きな問題として扱われないことが多かったのが実情でした。今でも住宅の箇所ごとに適した高性能の断熱材を使って、きちんと施工されていなければその性能は十分に発揮されません。

壁内結露(壁体内結露)による被害

壁内結露(壁体内結露)による具体例

「うちの壁内結露、どこで起こってるんだろう?」そう思う方もいるでしょう。壁内結露は、特に空気がこもりやすく、温度差が生じやすい場所で発生しがちです。

①日当たりの悪い北側の壁
日差しが当たりにくく、常に温度が低い傾向にあります。

日当たりの悪い北側の壁
壁内(内部)結露が発生し、外壁材にあらわれている。

②家具をぴったりつけているクローゼットや押入れの奥
空気が滞留しやすく、湿気がこもりやすい場所です。

壁に家具をぴったりつけている様子

③浴室や洗面所に隣接する壁
水蒸気が多く発生する場所のため、壁内結露のリスクが高まります。

浴室や洗面所に隣接する壁

④窓の結露がひどいサッシ周りの壁
窓の結露と連動して壁の内部でも結露が起こりやすいです。

窓の結露がひどい壁

壁内結露(壁体内結露)によりカビが発生し、健康被害

壁内で結露が発生すると、湿った環境を好むカビが大量に繁殖します。この壁内で繁殖したカビの胞子は空気中に飛散し、それを吸い込むことで、家族に負担をかける可能性があります。具体的には、アレルギー症状(鼻炎、皮膚炎、目のかゆみなど)の悪化、喘息の誘発や悪化、シックハウス症候群の要因になることもあります。特に小さなお子さんやご高齢の方がいるご家庭では注意が必要です。

実際に、マンションという構造条件の中で、壁の中の結露が家族の健康不安につながっていたケースもあります。

咳き込む子供

「実は、私(代表の和田)の娘も、かつて自社で建てた家の壁内結露によるカビで喘息を発症しました。専門家であるはずの私が経験したこの苦い教訓が、現在のダイワ住研の住環境改善の原点です。」

代表が体験した「娘の喘息と家の真実」を詳しく読む

壁内結露(壁体内結露)による耐久性・断熱性の低下

壁内結露(壁体内結露)を放置すると、建物の構造体に深刻なダメージを与えます。木材が常に湿った状態になることで、腐朽菌(きゅうきん)が繁殖して木材が腐ってしまいます。これにより、建物の構造体が脆くなり、耐震性が低下する恐れがあります。さらに、湿った木材はシロアリの温床ともなり、被害が拡大する可能性もあります。断熱材も水分を含むと本来の性能を発揮できなくなり、家の断熱性が低下し、冷暖房効率が悪化します。結果的に、住宅の寿命が短くなる要因につながります。

【滋賀県での改善例】カビ臭さと家族の咳が止まった結露対策リフォームのビフォーアフターを見る

被害が進む前に、原因を確認しませんか?

壁の表面だけを拭き取っても、内部で結露が続いていると再発します。
まずは工事の前に原因診断で、住まい側を整理することが近道です。

壁内結露(壁体内結露)の確認方法は?

壁内結露(壁体内結露)は目に見えない場所で発生するため、発見が難しいですが、いくつかのサインがあります。

自分で確認できるサイン

①室内の壁紙(クロス)のシミ、浮き

壁紙に黒い斑点やカビが発生している場合、あるいは不自然なシミがあったり、部分的に浮いたり剥がれたりしている場合、壁の内部に湿気がこもっている可能性が高いです。特に部屋の隅や家具の裏側など、空気が滞留しやすい場所は注意して見てみましょう。

クロスの表面のカビ

②床の凹み

壁内結露によって木材が腐食し、強度が低下すると、床が部分的に凹んだり、踏むとギシギシと軋むような音がしたりすることがあります。これは結露がかなり進行しているサインかもしれません。

壁を壊さずに内部結露(壁体内結露)を確認する方法

上記のような兆候が見られた場合は、被害が進行している可能性があるため、壁を壊さずに状態を確認するために専門業者に依頼して調査してもらうのが確実です。

サーモグラフィカメラによる温度測定

壁の表面温度を測定し、温度分布を可視化します。結露が発生している箇所は、周囲よりも温度が低くなるため、その温度差から結露の可能性のある箇所を特定できます。

下記の写真では、断熱材の継ぎ目が十分に詰まっているように見えますが、赤外線サーモグラフィカメラを見ると、まだ空気が流れていることがわかります。

赤外線サーモグラフィカメラで撮影した壁

赤外線サーモグラフィカメラで、住宅内部の湿気をチェックすることができます。壁のなかをはじめ、お風呂場、洗面所、キッチンなど日頃から湿気にさらされているところでは長時間の湿気による影響でカビの繁殖につながります。

赤外線サーモグラフィカメラで湿度が高い所を示している

含水率計による測定

壁の表面や、必要に応じて小さな穴を開けて、壁材の水分量(含水率)を測定します。異常に高い含水率が検出された場合、結露が発生している可能性が高いです。

ファイバースコープ(内視鏡)による内部確認

壁に数ミリ程度の小さな穴を開け、その穴からファイバースコープを挿入して壁内部を目視で確認する方法です。断熱材の状態、木材の腐食状況、カビの発生状況などを直接確認できます。

精密診断で原因を整理した結露対策リフォーム事例を見る

壁内結露(壁体内結露)対策

壁内結露(壁体内結露)を防ぐためには、「湿気の侵入を防ぐ(防湿)」と「湿気を排出する」という2つの原則が重要です。

湿気の侵入を防ぐ(防湿)

室内の暖かい湿った空気が壁内に入り込むのを防ぐことが重要です。

防湿シートの設置と気密施工の徹底

断熱材の室内側に、防湿シート(湿気を遮断する層)を隙間なく張ることが重要です。コンセント周りや配管の貫通部など、わずかな隙間からも湿気は侵入するため、気密テープなどでしっかり塞ぐ(気密施工)ことで、湿気の侵入を防ぎます。

防湿シートを施工

室内の湿気対策

こまめな換気:料理中や入浴後は換気扇を必ず使用し、室内の空気を入れ替えましょう。

キッチンの換気扇

加湿器の使いすぎに注意:特に冬場は乾燥しがちですが、過度な加湿は結露の原因になります。適切な湿度(目安:冬場は50%程度)を保ちましょう。

室内干しの工夫:洗濯物の室内干しは湿度を上げる大きな原因です。換気をしながら行うか、除湿器の利用を検討しましょう。

室内干しでサーキュレータ―を使用

湿気を排出する

もし壁内に湿気が入ってしまっても、それを外へ逃がす仕組みも大切です。

外壁通気工法の採用

多くの住宅で採用されている効果的な対策です。外壁と壁の間に通気層(空気の通り道、隙間)を設けることで、温度差により生じる上昇気流を阻害せず、壁内に侵入した湿気を外部に排出します。下の写真のように外壁材の内側を結露しないように下地材(外壁下地通気胴縁)を使って隙間をつくります。この層が、壁内の湿気をスムーズに外部へ排出してくれるため、結露を防ぐ上で重要な役割を果たします。

外壁通気工法の施工

透湿抵抗のバランス

壁の部材構成において、透湿抵抗(湿気の通しにくさ)のバランスも重要です。室内側は湿気を通しにくく、外側は湿気を通しやすい材料を選ぶことで、湿気が壁の外へ排出されやすくなります。

断熱材の適切な施工

断熱材の性能を最大限に引き出すためには、適切な施工が不可欠です。

箇所ごとの断熱材の使い分け

断熱材は、その種類や特性を理解し、壁や屋根、床など住宅の箇所ごとに適切に使い分けることが大切です。

壁内結露(壁体内結露)を防ぐための断熱材について詳しくまとめていますので、こちらをぜひご覧ください。

隙間なく施工することの重要性

どんなに高性能な断熱材でも、隙間なく、均一に施工されていなければ、効果は半減してしまいます。

熱橋(ねっきょう)対策

窓枠や柱、梁など、断熱材が途切れる部分で熱が伝わりやすくなる熱橋(熱が通りやすい部分)を防ぐ施工も重要です。熱橋から冷気が侵入し、結露が発生するリスクが高まります。

改善した実例

戸建て住宅の実例

戸建て住宅での壁内結露(壁体内結露)に悩まれていたお家のリフォーム事例をご覧いただければ、より内容をご理解いただけると思います。

マンションの実例

マンション特有の構造制約(断熱・換気・開口制限)の中で、どこをどう整理したかは、次の事例で確認できます。
実際にマンションで「断熱+換気」をどう組み立てて、カビ・結露の不安を納得に変えたかは、【大津市O様のマンション事例】で写真付きで確認できます。

「うちも同じかもしれない」と感じた方へ。
まずは改善工事の前に、壁の中の状態を疑うべきかどうか、原因診断で整理するのが近道です。

壁内結露を改善する工事と費用の考え方

壁内結露の改善方法は、原因や建物の状態によって異なります。

ここで大事なのは、先に工事費ではなく原因を整理することです。
同じ「黒カビ」でも、換気改善で済む場合と、断熱・気密まで見直す場合では話がまったく変わります。

  • 部分対応で済むケース
  • 内窓や断熱補強が必要なケース
  • 壁の内部確認まで必要なケース

この切り分けをせずに進むと、費用も対策もぶれます。
まずは原因診断で住まい側を整理し、そのうえで必要最小限の改善工事へ進むのが安全です。

無理な工事提案はしません

症状によっては、換気改善や部分対応で済む場合もあります。
診断の目的は、必要な対策だけに絞ることです。

診断のみのご相談も可能です。

来年も同じ結露を繰り返さないために

冬が終われば、表面の結露は落ち着きます。

しかし、壁の中の問題はそのまま残っていることがあります。

毎年同じ場所にカビが出る。
家族の咳が冬になると悪化する。
そんな状態が続いているなら、まずは改善工事の前に原因を確認するタイミングかもしれません。

壁の中の状態は、外からは判断できません。
草津市・大津市周辺で、原因診断から状況整理ができます。

診断のみのご相談も可能です。

執筆者プロフィール



和田 隆之(わだたかゆき)
株式会社ダイワ住研 代表取締役
45年にわたり約3,800件の工事を手がける。25年前、自宅を建て替えた際に娘がぜんそくを発症。
この経験から、断熱性ばかりを追求した家が必ずしも健康的ではないと気づき、現在は、家族が健康に暮らせる「空気のきれいな家」の重要性を伝え、住環境の改善に尽力している。

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