アレルギー?シックハウス?──工事の前に「住まい側で確認・整理できること」があります
2026.2.9
はじめに|原因がわからない不調が、いちばん人を追い詰めます
家にいると咳が出る。
カビ臭がして落ち着かない。
病院では大きな異常はないのに、体調が戻らない。
こうした状態が続くと、多くの方が
「アレルギーかもしれない」
「シックハウスでは?」
と考え始めます。
実際に、「家が原因かも」と感じ始めた方の入口ページがこちらです。
ただし、この段階でいちばん辛いのは、
原因が確定しないまま、不安だけが増えることです。
このページは、
「決めつけず、でも放置もしない」
そのための判断を整理するページです。
「アレルギー」「シックハウス」と決めつけない理由
医療の領域と、住まいの領域は違います
体調不良があるとき、医療機関にかかることは大切です。
一方で、住まい側にも整理できる領域があります。
・医学的診断 → 医師の役割
・温度・湿気・空気の流れ → 住まいの役割
この境界を曖昧にすると、
「断定が早すぎる」「判断を誤る」ことが起きやすくなります。
「シックハウス」という言葉自体も、誤解されがちです。
「シックハウスとは?誤解されやすい原因と現実」
住まい側で確認できるのは、この3つです
① 空気の通り道(漏気・換気)
・すき間風がある
・空気がよどむ
・換気してもスッキリしない
これは「空気の流れ」が整理されていないサインです。
▶「気密・高断熱はなぜ健康と関係するのか」
② 温度差(断熱・冷え)
・冬、壁や床が極端に冷たい
・部屋ごとの温度差が大きい
温度差は、結露やカビの引き金になります。
▶「断熱材の違いと、健康への影響」
③ 湿気の行き場(結露・カビ)
・拭いても戻る黒ずみ
・押入れや北側のカビ臭
これは表面の問題ではなく、壁の中で起きている可能性があります。
▶「壁体内結露とは?見えない結露の正体」
よくある思い込みと、実際に多い原因
| よくある思い込み | 実際に多い原因 |
|---|---|
| アレルゲンそのものが原因 | 湿気・温度差・空気の滞留 |
| ダニ・カビが悪い | 発生しやすい住環境 |
| 掃除で解決できる | 構造的な結露・漏気 |
言葉の整理は、ここでできます。
対策の深さは、家によって違います
同じ「不調」「アレルギー不安」でも、
必要な対策の規模は家ごとに異なります。
比較的コンパクトに整理できた例(200万円台)
このケースでは、構造上の致命的な欠陥ではなく、
湿気の通り道と断熱不足が原因だったため、
必要なポイントを絞って対策する判断になりました。
草津市 S様|結露・カビ対策リフォーム

家全体を見直す判断になった例(リノベーション)
この住まいでは、部分的な対策では改善が見込めず、
断熱・間取り・空気環境を含めて再設計する必要がありました。
大津市 H様|中古住宅リノベーション
マンションで「構造的に起きやすい」壁体内結露
マンションの壁体内結露は、特殊な事例ではありません。
冬の冷え込みが強い北側や角部屋、また夏の冷房使用時には、コンクリート直張りクロスの裏側で結露が発生しやすくなります。
マンションは気密性が高いため、湿気が逃げにくい構造です。
その結果、外壁側や浴室・洗面所に隣接する壁の中に湿気が滞留し、
カビの発生や断熱材の性能低下を引き起こすリスクが高まります。
大津市 O様|マンション壁体内結露
先にやってほしくないこと
・原因が整理できていないまま工事を決める
・除湿剤や掃除だけで我慢し続ける
・不安を煽る情報だけを追い続ける
これは、心身ともに消耗します。
最初の一歩は「工事」ではありません
住まい側の状況整理という選択
ダイワ住研では、
いきなり工事の話を進めません。
・表面処理で足りるのか
・根本改善が必要なのか
判断材料を一緒に整理します。
「滋賀で健康と断熱を考える住まいガイド」
結論
咳・カビ臭・原因不明の不調がある場合、
工事の前に「住まい側で温度・湿気・空気の流れを整理する」ことが重要です。
アレルギーやシックハウスと決めつける前に、
検査と構造確認で判断材料をそろえることで、後悔を防げます。
「うちも近いかも」と感じた段階で大丈夫です。
状況だけ、聞かせてください。
※契約前提の相談ではありません。原因整理と判断材料づくりの場です。





