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【大津市】マンション壁体内結露リフォーム事例

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築25年超のマンションで発生していた“壁の中の結露”を断熱と換気で根本解決。見えない湿気をなくし、冬でもあたたかくカビのない快適な空気環境を実現しました。マンション特有の断熱・換気不足による“見えない結露”を根本改善したリフォームです。

基本情報

【工事名】マンション改修工事
【施工年】2024年
【費用】1200万円(税別)
【工事期間】55日間
【工事番号】1728

滋賀県大津市の築25年以上の分譲マンションにお住まいのO様。冬になると北側の壁が冷たくなり、壁紙の裏にカビが発生していました。マンション特有の「外気温の影響を受けやすい構造」と「換気性能の不足」により、湿気が壁の中にこもる“壁体内結露”が起きていたのです。今回は、断熱・換気・防湿の3つの視点から、根本改善を行った事例をご紹介します。

マンション特有の課題と現地調査

サーモカメラを使って壁体内の温度分布を確認したところ、外壁と室内の温度差が最大7℃。さらに、外壁内側からの打診調査で内部の状態を音と感触で確認し、床は点検口や開口穴から目視で断熱材の有無をチェックしました。これにより、外壁面の断熱不足と湿気のこもりが結露の原因であることが明確になりました。

各部屋で確認されたカビ・結露の状況

・キッチン:旧式のプロペラファン換気で外気が常時流入。冬は冷気が入り、結露の要因に。カビの発生は軽度。
・和室:ベニヤ貼りのため下地ラインが浮き、裏面に湿気が染みついていました。
・洗面脱衣室:湿気の高い環境にもかかわらず自然換気のみ。換気不足でカビが多発。
・トイレ:クロス表面にカビは少ないものの、ジョイント部が剥がれ内側にカビを確認。
・浴室:旧式ユニットバスで断熱性能がほぼゼロ。浴槽裏などに結露と経年カビを多数確認。
これらの状況から、断熱改修と換気設備の更新や設備機器の入れ替えが必要であると判断しました。

コンクリート造マンションに潜む根本的な問題

コンクリート造マンションは、古くても気密性は高い一方で、断熱性能と換気性能の両方が不足しているケースがほぼ100%です。そのため、外気との温度差が大きい冬季には内部結露やカビ、アレルギーの原因となります。省エネで快適に暮らすには、マンションでも断熱材を入れることが不可欠。特に窓まわりの改修はコスパが高く、同時に換気性能を高める提案が、結露やアレルゲン対策につながります。

断熱・換気・防露の3方向から改善

 断熱材の比較検討と採用

採用断熱材
・壁:カネライトフォーム 30mm、ネオマフォーム 30mm
・床:押出発泡3種b類(30mm)
これにより、性能とコストの両立を実現。内側から断熱材を充填し、防湿シートを併用して壁体内への湿気侵入を防ぎました。

換気性能の向上

自然換気から、Panasonic Q-hiファン(FY-08PDE9D型)による熱交換換気に変更。外気を取り込みながら室内の熱を再利用し、湿度を一定に保ちます。

さらに、キッチン・浴室はシロッコファンに更新し、24時間換気で空気を入れ替える仕組みを整えました。

開口部からの隙間風を防ぐために、断熱材をしっかりと充填しました。
普段は見えない部分ですが、室内で冷気を感じることがないよう、丁寧に対策しています。

施工時の工夫と現場での配慮

施工前、壁紙のビニールクロスをめくると下部にはカビが散見されました。そのため、壁紙をすべて撤去し、洗面脱衣室は下地からやり替え。全てに新しい下地を起こし、洗面脱衣室はネオマフォームを、その他はカネライトフォームを充填後、プラスターボードで再施工。

快適性と気密性へのこだわり

契約前のヒアリング時、ご主人様から「足元が寒い」との声があり、床下地間にもカネライトフォームを充填し寒さ対策を実施。また、ダクト開口部からの隙間風を防ぐため、気密性を確保したうえで断熱材を充填。冷気を感じない室内環境を目指して、見えない部分まで丁寧に対策しています。

管理組合・住民への配慮

プレキャスト構造での作業音を考慮し、管理組合への事前報告や承諾手続き、作業スケジュールの共有を徹底。工事後の清掃や騒音対策まで、居住者への配慮を欠かさず実施しました。

リフォーム後の効果

施工後の測定では、室温が+3.0℃上昇、湿度は65%→50〜55%に安定。壁面温度は18℃を下回らず、結露は完全に解消。「朝の空気が軽くなった」「冬でも冷気を感じない」とO様にも喜んでいただけました。

担当者コメント(ダイワ住研)

「マンションの断熱改修は、限られた空間の中で“どれだけ性能を引き出せるか”が鍵です。O様邸では、カビや湿気の要因を丁寧に確認しながら、断熱・換気のバランスを最適化しました。見えない部分こそ手を抜かない。それがダイワ住研の基本姿勢です。」

まとめ|マンションでもできる断熱・換気リフォーム

コンクリート造マンションでも、断熱と換気を正しく整えれば、結露・カビ・アレルギーの悩みは解決できます。O様邸のように、断熱性能と換気性能をセットで改善することで、快適で健康的な空気環境を実現。滋賀県の寒暖差に対応したリフォームで、心地よい毎日をお届けします。

設備機器の更新(ビフォーアフター)

ダイニングキッチン

BEFORE(施工前)

AFTER(施工後)

和室

BEFORE(施工前)

AFTER(施工後)

奥様のご要望で、押入一部を食品庫として使用できるように可動棚を取付けました。

洋室

BEFORE(施工前)

AFTER(施工後)

洗面脱衣室

BEFORE(施工前)

AFTER(施工後)

洗濯場

BEFORE(施工前)

AFTER(施工後)

トイレ

BEFORE(施工前)

AFTER(施工後)

▼浴室

浴室(お風呂)

BEFORE(施工前)

AFTER(施工後)

元々換気扇がなかったので、トイレと併せて取付けました。

玄関

BEFORE(施工前)

AFTER(施工後)

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スタッフ紹介

代表取締役社長

和田 隆之

総務・経理

和田 和代

工務

森本 幸延

工務

古川 亮治

工務

嶋岡 慧太

プランナー

和田 成美

アドバイザー

鈴木 幸恵

事務

梅影 清美

代表メッセージ

代表の写真

ダイワ住研という社名は、「より良い住まい」をお客様と共に「研究」し創り上げていくという私たちの家づくりに対する姿勢を込めて名付けました。社名の頭文字である「JD」と「家」。JとDが家のフォルムと共にしっかりとつなぎとめられた「鍵」のイメージは、住まいを提供する私たちとお客様との「強い絆」を表現しています。
これは建築時の一時的なつながりだけではなく、アフターフォローも含めた「信頼」という生涯に亘る太く確かな絆です。お客様の健康な暮らしをしっかりと守り続け、多様化する生活スタイルや家族構成の変化にも適応できる「末永く愛される家」が私たちの考える理想の家です。 単に無理な工期短縮や、クオリティーを低下させることによるコスト削減ではなく、高品質を維持した、一切の無駄をなくすという企業努力による合理的な家づくりを実現しています。
おかげさまで、私たちダイワ住研の滋賀県での建築実績は、毎年増え続けています。それはこのような私たちの家づくりに対する思いにお客様がご理解くださったことの現われだと確信しております。
これからもすべての人が笑顔で暮らせるよう、誇りと責任と喜びをもって“つながり”を大切にしてまいります。

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子どもの健康を守る

パームこどもクリニック院長監修により、
ダスキン湖光さん、ダイワ住研で作りました。
ぜひ一度目を通してみてください。

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