【草津市】「原因がわからない不調」と黒カビ…“住まいの検査”から始めた結露・カビ対策リフォーム(費用243万円)
Before
After
~断熱・防湿・気密(漏気対策)+換気で、家の「湿気の通り道」を断つ~
黒カビ・カビ臭・原因不明の不調で「シックハウスかも」と不安な状態は、まず“住まい側で確認できる検査”から整理できます。滋賀の立地(山裾・水路など)も含めて原因を見立て、表面処理では終わらせない根本改善につなげた実例です。
※本ページは医療診断ではありません。 住まい側で確認できる「温度差・湿気・換気(空気の流れ)」を整理し、原因の手がかりをつくる内容です。体調の判断は医療機関へご相談ください。
- 最初に5行|「不調→黒カビ→住まい検査→原因→対策」
- 基本情報
- この施工事例の要約(3分でわかる結論)
- 今回の施工の“結論”|何を変えたか(3つ)
- 同じ悩みの方へ(迷ったらこの順が最短)
- この事例の背景|「原因がわからない不調」と黒カビが重なると、不安は増えていく
- ご相談時の方針|断定しない。でも放置もしない
- 「ホルムアルデヒドが原因かも」という不安に、どう向き合ったか
- 現地調査で見えたこと|湿気が入る「通り道」があった
- なぜ深刻化したのか|滋賀では「立地」が効く(山裾・水路は要注意)
- 工事の考え方|外せないのは「断熱・防湿・気密(漏気対策)+換気」のセット
- 施工内容(要点)|断熱・防湿・漏気対策で“壁の中”を整える
- 内窓で改善したこと|「窓の冷え」と結露を減らし、体感が変わる
- 換気について(正直な話)|本当は“もっと強くしたかった”
- 住みながら工事の配慮|不安が増えないように“見える化”を徹底
- 最後に|「うちも近いかも」と感じたら(相談の入口)
最初に5行|「不調→黒カビ→住まい検査→原因→対策」
- 不調: 原因がはっきりせず不安が強い状態が続いた
- 黒カビ: 拭いても戻る黒ずみ・カビ臭が重なった
- 住まい検査: 温度差/湿気/空気の通り道(漏気)を確認して整理
- 原因: 表面の汚れではなく「壁の中」で結露が進みやすい条件があった
- 対策: 断熱・防湿・気密(漏気対策)+換気をセットで整え、再発しにくい状態へ
基本情報
【工事名】結露・カビ対策リフォーム工事
【施工地】滋賀県草津市(戸建て)
【施工年】2015年
【費用】243万円(税別)
【工事期間】18日間(住みながら施工)
この施工事例の要約(3分でわかる結論)
この事例は、「黒カビ」「カビ臭」「原因がわからない不調」が重なり、不安が強い状態からスタートしました。
ダイワ住研では、いきなり工事を決めずに住まい側で確認できる検査(温度・湿気・空気の流れ/漏気の通り道)から原因を整理し、断熱・防湿・気密(漏気対策)+換気をセットで行い、再発しにくい状態へ整えました。
| 項目 | 内容(この事例) |
|---|---|
| 主な症状 | 黒カビ、カビ臭、拭いても戻る黒ずみ/不安感の増大 |
| 重要ポイント | 表面の汚れではなく「壁の中」で結露が進んでいるサイン |
| 原因の方向性 | 温度差+湿気+空気の通り道(漏気)/立地条件の影響も確認 |
| 進め方 | 断定せず、住まい側で検査→原因整理→必要な対策だけ実施 |



今回の施工の“結論”|何を変えたか(3つ)
- 壁の中を整える: 断熱+防湿+漏気対策で、結露の条件を減らす
- 窓の冷えを減らす: 内窓で体感と結露リスクを下げる
- 空気の滞留を減らす: 換気を現実的に機能させる(暮らし方も含めて整理)
同じ悩みの方へ(迷ったらこの順が最短)
① 場所別で原因の当たりをつける → ② 止まらないなら原因診断で切り分ける
この順番が、いちばんムダが減ります。
▶ 場所別:症状→原因の目安表(草津・大津)
▶ 3分セルフチェック(結露・カビ7項目)
▶ 診断で何を測る?(壁を壊さず整理)
※ここから下は、この事例を「時系列で詳しく」まとめています(ご相談時の状況→検査→原因→施工→再発防止)。
この事例の背景|「原因がわからない不調」と黒カビが重なると、不安は増えていく
冬になると北側の壁が黒ずむ。カビ臭がする。
さらに体の不調も続くと、「これってシックハウス?ホルムアルデヒド?」と不安になります。
S様も、まさにその状態でした。病院に通いながら休職中で、原因がはっきりしないまま悩みが長引いていたと伺っています。

ご相談時の方針|断定しない。でも放置もしない
この状態で怖いのは、情報を集めるほど不安が増えることです。
だから私たちは最初にこう決めました。
「断定しない。けれど、放置もしない。」
医療の領域に踏み込まず、住まい側で確認できることを順番に整理し、遠回りを止めます。
「ホルムアルデヒドが原因かも」という不安に、どう向き合ったか

S様は「ホルムアルデヒド被害かもしれない」と思い込み、通院されていました。
このとき、私たちが強く否定しなかった理由は明確です。医学的根拠の乏しい導きは危険だからです。
だから、住まい側で確認できる検査を提案し、状況を整理しました。
(測定結果は基準内でしたが、結露が起きやすい条件が重なっていました)
現地調査で見えたこと|湿気が入る「通り道」があった
現地調査では、床下収納から通気状況を確認し、赤外線サーモグラフィで温度の偏りもチェックしました。
そこで見つかったのは、冷たい空気が入り込む=湿気がたまりやすい“通り道”です。
黒カビは、表面の汚れではなく、住まいの中で「温度差」と「湿気」が悪さをしているサインでした。
なぜ深刻化したのか|滋賀では「立地」が効く(山裾・水路は要注意)
今回、特に大きかったのは立地条件です。
LDK西側に農業水路が流れ、地盤面に近い空気の湿気が高い。
その湿った空気が基礎内部へ流入し、さらに漏気が絡んで壁体内結露が深刻になっていました。
かんたんに言うと、「家の下や壁の中に湿った空気が入りやすい条件」が重なっていた、ということです。
工事の考え方|外せないのは「断熱・防湿・気密(漏気対策)+換気」のセット
- 断熱(温度差を減らす)
- 防湿(湿気を壁の中に入れない)
- 気密(漏気=湿気の通り道を潰す)
- 換気(こもる空気を入れ替える)
施工内容(要点)|断熱・防湿・漏気対策で“壁の中”を整える

S様邸では、古い断熱材が湿気を吸ってつぶれ、保温力を失っていました。
天井・壁・床の断熱材を入れ替え、漏気対策と防湿を一体で行いました。
使用した断熱材(参考)
・天井:高性能グラスウール(密度14kg/m³・厚さ105mm)
・壁:高性能グラスウール(同上)
・床:カネライトフォーム(厚さ45mm)
ポイントは材料より、隙間を作らない施工です。
防湿シートを全面施工し、継ぎ目やコンセント周りまで気密テープで漏気を止めます。
内窓で改善したこと|「窓の冷え」と結露を減らし、体感が変わる

壁だけではなく、窓も重要です。内窓を設置し、外の冷気が伝わりにくい状態をつくりました。
換気について(正直な話)|本当は“もっと強くしたかった”

断熱で暖かくしても、空気がこもれば結露は再発します。
そのため換気設備を導入しました。
ただ、現場責任者としての本音は、コストの縛りが強く、換気設備が能力面とメンテナンス性の2点で弱いのが心残りだったことです。
同じ悩みの方の判断材料になるため、ここは正直に書き残します。
住みながら工事の配慮|不安が増えないように“見える化”を徹底
住みながらの工事で一番神経を使うのは、段取りと説明です。
S様の不安が増えないよう、進捗と工事内容を逐次説明し、見積りも細かく提示しました。
追加工事は基本ない前提を共有し、工期が伸びないよう管理しました。
最後に|「うちも近いかも」と感じたら(相談の入口)
黒カビやカビ臭があるのに、原因がはっきりしない。
その状態で、掃除や除湿剤だけを続けるのはしんどいです。
ダイワ住研では、いきなり工事の話を進めません。
まずは「住まい側で何が起きているか」を整理し、表面処理で足りるのか/根本改善が必要なのかを一緒に判断します。
※契約前提の相談ではありません。原因整理と判断材料づくりの場です。





