【草津市】「原因がわからない不調」と黒カビ…“住まいの検査”から始めた結露・カビ対策リフォーム(費用243万円)
Before
After
~断熱・防湿・気密(漏気対策)+換気で、家の「湿気の通り道」を断つ~
黒カビ・カビ臭・原因不明の不調で「シックハウスかも」と不安な状態は、まず“住まい側で確認できる検査”から整理できます。滋賀の立地(山裾・水路など)も含めて原因を見立て、表面処理では終わらせない根本改善につなげた実例です。
- 基本情報
- はじめに|「原因がわからない不調」と黒カビが重なると、不安は増えていく
- このページでわかること
- ご相談時の状況|いちばん辛いのは「原因が確かでないこと」
- 「任せよう」と決めた理由|“検査の提案”と“根本改善が必要だという説明”
- 現地調査で見えたこと|湿気が入る「通り道」があった
- 「ホルムアルデヒドが原因かも」という不安に、どう向き合ったか
- もし表面処理だけで終わらせていたら(現実の話)
- なぜ深刻化したのか|滋賀では「立地」が効く(山裾・水路は要注意)
- 工事の考え方|外せないのは「断熱・防湿・気密(漏気対策)+換気」のセット
- 施工内容(要点)|断熱・防湿・漏気対策で“壁の中”を整える
- 内窓で改善したこと|「窓の冷え」と結露を減らし、体感が変わる
- 換気について(正直な話)|本当は“もっと強くしたかった”
- 住みながら工事の配慮|不安が増えないように“見える化”を徹底
- 同じ悩みの方へ|3分セルフチェック
- 最初の一歩|「しっかり説明できる工務店」に“住まい側の検査”を相談する
基本情報
【工事名】結露・カビ対策リフォーム工事
【施工地】滋賀県草津市(戸建て)
【施工年】2015年
【費用】243万円(税別)
【工事期間】18日間(住みながら施工)
はじめに|「原因がわからない不調」と黒カビが重なると、不安は増えていく
冬になると北側の壁が黒ずむ。カビ臭がする。
さらに体の不調も続くと、「これってシックハウス?ホルムアルデヒド?」と不安になります。
S様も、まさにその状態でした。病院に通いながら休職中で、原因がはっきりしないまま悩みが長引いていたと伺っています。
この事例で大切なのは、強い断定ではなく、間違えないための進め方です。
ダイワ住研は医療の領域に踏み込まず、住まい側で「検査」と「構造の確認」から順番に整理し、根本改善につなげました。

このページでわかること
- 黒カビの奥で起きていたのは、壁の中の結露(壁体内結露)だった
- 「ホルムアルデヒドかも」という不安に対して、検査で確認し、説明で整理した
- 断熱・防湿・気密(漏気対策)+換気をセットで行い、暮らしが落ち着いた
ご相談時の状況|いちばん辛いのは「原因が確かでないこと」
最初にお会いしたとき、印象に残っているのはご夫婦の「不安の濃さ」でした。
ご主人は体調面のしんどさが見て取れる様子で、奥様も神経が張りつめているような状態だったと振り返っています。
この状態で怖いのは、情報を集めるほど不安が増えることです。
だから私たちは、最初にこう決めました。
「断定しない。けれど、放置もしない。」
住まい側で確認できることを、順番に整理していく方針です。
このケースでは、いきなり工事に入らず、住まい側で整理できる原因を先に確認するところから始めました。
「任せよう」と決めた理由|“検査の提案”と“根本改善が必要だという説明”
S様が最終的に「ダイワ住研に任せよう」と腹を決めた決定打は、
検査を提案したこと、そして 結露が原因で根本改善リフォームが必要だと説明したことだと思います。
営業トークではなく、先に判断材料をそろえる。
それがS様の安心につながりました。
現地調査で見えたこと|湿気が入る「通り道」があった
現地調査では、床下収納から通気状況を確認し、赤外線サーモグラフィで温度の偏りもチェックしました。
そこで見つかったのは、冷たい空気が入り込む=湿気がたまりやすい“通り道”です。
黒カビは、表面の汚れではなく、住まいの中で「温度差」と「湿気」が悪さをしているサインでした。
「ホルムアルデヒドが原因かも」という不安に、どう向き合ったか

S様は「ホルムアルデヒド被害かもしれない」と思い込み、通院されていました。
このとき、私たちが強く否定しなかった理由は明確です。
お医者様へ通われ処置中だとお聞きしたため、医学的根拠の乏しい導きは危険だからです。
だから、住まい側で確認できる検査を提案し、状況を整理しました。
(測定結果は基準内でしたが、結露が起きやすい条件が重なっていました)
もし表面処理だけで終わらせていたら(現実の話)
黒カビを拭いて、見た目だけ整えて終わっていたら。
おそらく改善せず、身体的にも精神的にも厳しい状況が続いたと思います。
だからこの工事は、「掃除」ではなく、
家の仕組み(温度・湿気・空気の流れ)を変える工事として組み立てました。
なぜ深刻化したのか|滋賀では「立地」が効く(山裾・水路は要注意)
今回、特に大きかったのは立地条件です。
LDK西側に農業水路が流れ、地盤面に近い空気の湿気が高い。
その湿った空気が基礎内部へ流入し、さらに漏気が絡んで壁体内結露が深刻になっていました。
かんたんに言うと、「家の下や壁の中に湿った空気が入りやすい条件」が重なっていた、ということです。
結論として、立地が一番効きます。
滋賀では特に、山あい・山の麓などの立地は壁体内結露の確率が高くなります。
工事の考え方|外せないのは「断熱・防湿・気密(漏気対策)+換気」のセット
この工事で外せなかったのは、次のセットです。
- 断熱(家の体温を上げる)
- 防湿(湿気を壁の中に入れない)
- 気密(漏気=湿気の通り道を潰す)
- 換気(こもる空気を入れ替える)
現場責任者として大事にしたこと(コストの線引きを曖昧にしない)
「コストの縛りに振り回されないこと」です。
最低ここまでは必要で、コストはこれだけ必要。
それを熱意をもって説明し、ご納得いただく。ここを曖昧にすると結果が出ません。
施工内容(要点)|断熱・防湿・漏気対策で“壁の中”を整える

S様邸では、古い断熱材が湿気を吸ってつぶれ、保温力を失っていました。
天井・壁・床の断熱材を入れ替え、漏気対策と防湿を一体で行いました。
使用した断熱材(参考)
・天井:高性能グラスウール(密度14kg/m³・厚さ105mm)
・壁:高性能グラスウール(同上)
・床:カネライトフォーム(厚さ45mm)
ポイントは材料より、隙間を作らない施工です。
防湿シートを全面施工し、継ぎ目やコンセント周りまで気密テープで漏気を止めます。
内窓で改善したこと|「窓の冷え」と結露を減らし、体感が変わる

壁だけではなく、窓も重要です。内窓を設置し、外の冷気が伝わりにくい状態をつくりました。
S様からは、結露の緩和・外の音の静かさ・寒さ改善について実感がありました。
換気について(正直な話)|本当は“もっと強くしたかった”

断熱で暖かくしても、空気がこもれば結露は再発します。
そのため換気設備を導入しました。
ただ、現場責任者としての本音は、
コストの縛りが強く、換気設備が能力面とメンテナンス性の2点で弱いのが心残りだったことです。
この「言いにくいことを正直に言う」姿勢が、
同じ悩みの方の判断材料になります。
住みながら工事の配慮|不安が増えないように“見える化”を徹底
住みながらの工事で一番神経を使うのは、段取りと説明です。
S様の不安が増えないよう、進捗と工事内容を逐次説明し、見積りも細かく提示しました。
追加工事は基本ない前提を共有し、工期が伸びないよう管理しました。
その結果、ピリピリした空気はなく、工事の姿を見ていただく中で信頼が積み上がったと感じています。
同じ悩みの方へ|3分セルフチェック
| チェック項目 | 当てはまる場合の目安 |
|---|---|
| 北側が湿っぽい/山裾・水路・河川に近い | 立地要因で湿気が入りやすい |
| 押入れ・北側の部屋がカビ臭い | 壁の中で結露が進んでいる可能性 |
| 冬に壁が黒ずむ(拭いても戻る) | 表面ではなく内部要因の可能性 |
| 底冷えが強い/窓の結露が多い | 温度差が大きく結露条件が揃う |
| 不調が続き不安が強い | 「断定」より検査で整理が必要 |
黒カビやカビ臭があるのに、原因がはっきりしない。
その状態で、掃除や除湿剤だけを続けるのはしんどいです。
ダイワ住研では、いきなり工事の話を進めません。
まずは「住まい側で何が起きているか」を整理し、
表面処理で足りるのか/根本改善が必要なのかを一緒に判断します。
「うちも近いかも」と感じたら、今の段階で大丈夫です。
状況だけ、聞かせてください。
※このあと表示されるのは、一般的なお問い合わせフォームです。
ここまでお読みいただいた内容を前提に、状況を書いていただければ大丈夫です。
※契約のための相談ではありません。原因整理と判断材料づくりの場です。
最初の一歩|「しっかり説明できる工務店」に“住まい側の検査”を相談する
原因がわからないときほど、焦って結論を出さないでください。
まずは、しっかり説明できる工務店に、住まい側の検査と状況整理を相談するのが近道です。
人づてに紹介があればそれが一番。難しければWebで探し、説明が丁寧なところへ気軽に相談してください。





