中古リノベの費用と見積もりの仕組み|滋賀で失敗しない考え方
2025.12.15
リノベーション
中古住宅+リノベを考え始めたとき、
多くの方が一番不安に感じるのが 「お金のこと」 です。
「いくらかかるのか分からない」
「後から費用が増えそうで怖い」
「新築より本当に安くなるの?」
中古リノベは、
進め方次第でコントロールできる反面、
仕組みを知らないと不安が大きくなる 住まい方です。
このページでは、
滋賀で45年以上、数多くの新築・リノベに携わってきた
ダイワ住研が、
中古リノベの費用が
どう決まり、なぜブレやすいのか
を、実務目線で整理しました。
中古リノベの費用は「3つ」で構成される
物件費・工事費・諸費用を分けて考える
中古リノベの総額は、
次の3つの合計です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 物件費 | 中古住宅の購入費用 |
| 工事費 | リノベーション工事費 |
| 諸費用 | 登記・税金・ローン手数料など |
ここに 予備費 を含めて考えることで、
計画が大きく崩れにくくなります。
「工事費」だけを見てはいけない理由
リノベ費用の相談で多いのが、
「工事費はいくらですか?」という質問です。
しかし実際には、
・物件の状態
・築年数
・構造
によって、工事内容は大きく変わります。
だからこそ、
建物の状態を見ずに出た見積もりは目安でしかない
という前提を知っておく必要があります。
なぜ中古リノベは費用がブレやすいのか
見えない部分で工事内容が変わる
中古住宅は、
解体して初めて分かることが少なくありません。
・断熱材が入っていなかった
・配管が老朽化していた
・構造補強が必要だった
こうした点が、
追加費用の主な原因になります。

診断なしで進めると、費用は読めない
中古リノベで後悔する多くのケースは、
購入前に建物をきちんと見ていなかった ことが原因です。
▶C5:中古住宅の診断(インスペクション)
ダイワ住研では、
住宅診断の結果をもとに
「どこまで工事が必要か」
「今回はやらなくていい部分」
を整理して見積もりを行います。
見積書で必ず確認したいポイント
一式表記が多すぎないか
「工事一式」という表記が多い場合、
内容が分かりにくく、
比較もしづらくなります。
表:見積書チェックポイント
| チェック項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 工事項目 | 具体的に書かれているか |
| 数量 | 面積・本数が明記されているか |
| 優先順位 | 必須と希望が分かれているか |
「必須工事」と「調整可能工事」が分かれているか
良い見積もりは、
すべてが同じ重さで書かれていません。
・安全・性能に関わる必須工事
・予算に応じて調整できる工事
が整理されていることで、
予算調整がしやすくなります。
費用を抑えながら満足度を上げる考え方
優先順位は「見た目」より「性能」と「質」
中古リノベでは、
・断熱
・耐震
・気密、換気
といった 暮らしの土台部分 に
優先的に費用をかけることで、
満足度が長く続きます。
住み心地や光熱費に関わる部分は、
長く住むほど影響が出やすいポイントです。
リノベは「一度に全部やらなくてもいい」
すべてを一度にやらず、
住みながら段階的に行う選択肢もあります。
ダイワ住研では、
将来の工事も見据えた
長期的なリノベ計画 を前提にご提案する場合があります。
実物を見て、費用の違いを理解する
構造まる見えスタジオで分かること
見積書だけでは、
費用の違いは分かりにくいものです。
中古住宅リノベ 構造まる見えスタジオ では、
・断熱仕様の違い
・施工内容の差
・なぜ金額が変わるのか
を、実物を見ながら確認できます。

まとめ|費用は「仕組みを知る」と見えてくる
中古リノベの費用は、
不透明に感じやすいですが、
仕組みを知れば整理できます。
・総額で考える
・診断を先に行う
・見積もりの中身を見る
この順番を守ることで、
「思っていたより高くなった」
という後悔を防ぐことができます。
費用が気になって前に進めない方は、
まずは状況整理からご相談ください。





