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家の性能は、図面ではなく現場で決まります。

2026.9.2

新築

家の性能は、 図面ではなく 現場で決まります。

断熱性能。
気密性能。
耐震性能。

新築住宅を調べていると、さまざまな性能の数字が出てきます。

もちろん、どれも大切です。

でも、図面に性能を書いただけでは、その性能を持った家はできません。

断熱材をどう施工するか。
雨水が入らないよう、壁や屋根の取り合いをどう納めるか。
外壁の内側に、湿気を逃がす通り道がつくられているか。
構造や下地が、図面や基準どおり施工されているか。

一つひとつを現場で形にし、確認して、初めて設計した性能が実際の家になります。

だからダイワ住研は、

「何を使うか」と同じくらい、「どうつくるか」「どう確認するか」を大切にしています。

新築住宅の断熱材の留め付けや施工状態を確認するダイワ住研の施工現場

同じ材料を使っても、同じ家になるとは限りません

例えば、同じ断熱材を使った2棟の住宅があったとします。

材料が同じなら、同じような性能になると思われるかもしれません。

でも、断熱材の留め付け方や、柱まわりなどの細かな納まりによって、実際の仕上がりには違いが生まれます。

ダイワ住研では、断熱材を選んで終わりではありません。

施工した後の状態まで確認します。

断熱材は「何を使うか」だけでなく「どう施工するか」

壁の断熱材を施工した後、留め付けや貼り方など、施工状態を検査しています。

床下断熱では、剛床合板の継手を受ける根太の厚みに合わせて1層目と2層目に分け、柱まわりにも隙間をなくすための施工を行っています。

断熱材の商品名や性能値だけでなく、その性能を実際の家で発揮できるよう施工すること。

完成すると見えなくなる場所だからこそ、施工中の確認を大切にしています。

柱まわりの隙間にも配慮して床下断熱を施工するダイワ住研の新築住宅

雨水を入れない。湿気をためない。

家を長く守るうえで、防水と湿気への対策は重要です。

ところが、防水シートや外壁の通気層などは、家が完成すると見えなくなります。

だからこそ、仕上げる前の施工が大切です。

雨が入りやすい「取り合い」まで対策します

ベランダの笠木下地と壁が接する部分には、漏水を予防するため鞍掛シートを施工。

軒裏と壁、下屋根と壁の取り合い部分にも、先行してシートを施工しています。

雨水は、屋根や壁の広い面だけでなく、部材と部材が接する部分から入り込むことがあります。

完成すると隠れてしまう場所だからこそ、施工時に対策します。

ベランダ笠木と壁の取り合い部分に漏水対策を行うダイワ住研の新築施工
軒裏と壁、下屋根と壁の取り合い部分からの漏水予防としてシートを施工

壁の中の湿気を逃がす通り道もつくります

外壁には透湿防水シートを施工し、シートの重なりも確認します。

さらに、外壁材の内側には通気胴縁によって空気が流れる隙間を確保。

ベランダ壁にも通気役物を設けています。

大切なのは、雨を入れないことだけではありません。

壁の中に入った湿気を逃がし、ためにくくすること。

壁体内結露を防ぐためにも、外壁の内側に空気が流れる経路をつくります。

壁体内の湿気を逃がすため外壁通気層を確保するダイワ住研の新築施工
外壁材の内側を結露しないように空気が流れる隙間を確保して施工します。

住んでから見えるところも、見えない下地から考えます

施工品質の違いは、断熱や防水だけではありません。

毎日目にする壁のクロスも、その下にある石膏ボードの施工が関係します。

クロスのひび割れを、下地の段階から考える

サッシなどの開口部では、石膏ボードを「門」の字のように張る門張りで施工しています。

また、ボードの継ぎ目が一直線に揃わないよう、乱張りを基本としています。

完成後のクロスだけを見るのではなく、

住み始めてからクロスがひび割れにくいよう、その下地から考えて施工する。

こうした細かな納まりも、ダイワ住研が大切にしている施工品質です。

石膏ボードを「門」の字のように張る門張りで施工

将来、直す日のことまで考えてつくります

家は、完成した状態のまま50年間使い続けるものではありません。

給水管や排水管、設備などは、いつか点検や修理、交換が必要になる可能性があります。

だからダイワ住研は、今問題なく使えることだけでなく、将来の直しやすさまで考えます。

配管は、将来の交換や点検まで考える

排水配管が基礎を貫通する部分には、さや管を使用しています。

将来、配管の交換が必要になった場合にも対応しやすくするためです。

床下の給水配管にはヘッダー方式を採用。

万一漏水した場合にも、問題箇所を確認しやすい配管方法としています。

長く住むということは、必要に応じて直しながら住むということでもあります。

だから、新築時から将来のメンテナンスを考えておきます。

将来の配管交換や点検を考えて施工するダイワ住研の床下設備(排水配管)
排水配管
将来の配管交換や点検を考えて施工するダイワ住研の床下設備(給水配管)
給水配管

10年、20年後の暮らしの変化も考えます

暮らし方も、住宅設備も変わっていきます。

今は必要なくても、将来、太陽光発電や新しい設備を追加したくなるかもしれません。

通信環境も変わります。

電気や通信も「今必要なもの」だけで決めません

電話配管には16mmの配管を使用しています。

配線を通しやすくし、光ケーブルなどが折れるリスクを減らすためです。

また、一度設置すると変更が難しい電気幹線についても、将来の設備追加を考えて1ランク上の容量を採用しています。

今、足りているか。

だけではなく、

将来、暮らしが変わったときにも対応しやすいか。

完成すると見えなくなる電気配線だからこそ、新築時に少し先まで考えています。

完成してからでは、確認できない場所があります

家が完成すると、

断熱材も、
防水シートも、
外壁の通気層も、
床下の配管も、

多くが見えなくなります。

だからダイワ住研では、完成時に一度だけ確認するのではなく、工事の工程ごとに確認します。

図面だけでなく、実際の現場で確認します

図面や仕様書を確認するだけが、施工管理ではありません。

実際の現場に足を運び、寸法や納まり、施工状況を確認します。

図面で考えたことが、現場でそのとおり納まるのか。次の工程へ進んでも問題がないか。

図面と現場の両方を見ることが、施工管理の大切な役割です。

工程ごとにチェックし、写真で残します

全工程で、工程ごとのチェックリストをもとに社内検査を行っています。

また、施工状況は工事看板を入れて写真で記録します。

基礎工事でも、配筋がすべて組み上がった段階で検査を行い、各検査箇所にスケールを当て、写真で記録しています。

見えなくなる前に確認する。

次の工程へ進んでからでは確認できない場所があるからです。

コンクリート打設前に基礎配筋を確認し写真で記録するダイワ住研の施工管理①
コンクリート打設前に基礎配筋を確認し写真で記録するダイワ住研の施工管理②
コンクリート打設前に基礎配筋を確認し写真で記録するダイワ住研の施工管理③

施工管理は、職人さんを疑うための仕事ではありません

職人さんの技術を、一棟の品質につなげる

家づくりには、大工さん、基礎工事、防水工事、設備工事、電気工事など、多くの職人さんが関わります。

ダイワ住研の工務担当者は、現場で図面や施工状況を確認しながら、職人さんと打ち合わせを行います。

施工管理は、職人さんを疑ったり、間違いを探したりするためだけの仕事ではありません。

「ここはどう納めるのか」

「次の工程にどうつなぐのか」

「設計した内容を現場でどう実現するのか」

現場で確認し、職人さんと共有する。

それぞれの職人さんが持つ技術を、一棟の家の品質につなげることも施工管理の役割です。

職人と図面を確認しながら現場打ち合わせを行うダイワ住研の工務担当者
図面を見ながら現場で打ち合わせをする工務担当の古川。一つひとつの工程を確認し、次の仕事へつなぎます。

職人さんが仕事をしやすい現場をつくることも、施工管理です

建て方前には先行足場を組み、安全な作業環境を整えます。

床板も先行して施工し、建て方時の安全に配慮します。

大型重機を使用する建て方では、近隣の方へ事前にお知らせします。

床板を先行して施工
大型重機で建て方施工

現場にはヘルメットや救急箱などを備え、資材や掃除道具も整理します。

良い施工をしてもらうためには、職人さんが安全に、仕事に集中できる現場をつくることも大切だと考えています。

掃除道具等を広げて置かないように、吊り下げて整頓しています。

現場だけでなく、社内でも図面を確認し共有します

家づくりは、工務担当者だけで完結する仕事ではありません。

お客様から聞いたご要望、設計図面、現場の状況を社内で共有し、それを実際の施工へつないでいきます。

営業、設計、工務、そして現場の職人さん。

それぞれが持っている情報をつなぐことも、施工品質を支える仕事の一つです。

図面を確認しながら打ち合わせをするダイワ住研の工務担当者と営業担当者
図面をもとに打ち合わせをする森本部長と営業担当の鈴木。お客様のご要望や設計内容を社内で共有し、現場へつなぎます。

ハウスメーカーの現場で学んだ「確認する」という仕事

ダイワ住研は、大手ハウスメーカーの業務請負として住宅施工に携わってきました。

そこで培ってきたものの一つが、工程ごとに施工状態を確認する施工管理です。

図面がある。
仕様書がある。
経験のある職人さんがいる。

それでも、確認を省きません。

図面や仕様どおりか。
施工状態に問題はないか。
次の工程へ進んでよいか。

一つずつ確認して、次へ進む。

設計したものを、現場で実際の家にしていく。

それが施工・管理の仕事だと考えています。

耐震性能も「計算する」と「つくる」の両方が必要です

地震への備えも、「耐震性の高い家」という言葉だけではなく、根拠が必要です。

ダイワ住研では構造計算を行い、耐震等級3を取得しています。

でも、計算しただけでは家はできません。

構造計算で確認した設計を、実際の現場で一つひとつ施工していく。

計算すること。
計算したものをつくること。
施工したものを確認すること。

この三つをつなげることで、設計した性能を実際の住まいへつなげていきます。

住んだ後の問題を見てきたから、見えないところを大切にします

ダイワ住研は、新築住宅だけを見てきた会社ではありません。

リフォームや住宅診断を通して、年月が経った住宅も数多く見てきました。

夏の暑さ。
冬の寒さ。
結露。
カビ。
壁の中の問題。

完成したときには分からなかったことが、何年、何十年と暮らすなかで現れることがあります。

だから、完成したときにきれいなら、それでよいとは考えません。

雨が入りやすいところは、施工時に防ぐ。

湿気がたまりやすいところには、逃げ道をつくる。

クロスが切れやすいところは、下地から考える。

配管は、将来交換することまで考える。

電気は、これからの暮らしの変化まで考える。

そして、

完成すると見えなくなる前に確認する。

一つひとつは、小さな違いかもしれません。

でも、その積み重ねが、住み始めてからの違いにつながると考えています。

住んでからの違いを、設計と施工・管理でつくる

性能の数字は大切です。

材料選びも大切です。

でも、それだけでは家は完成しません。

設計する。
施工する。
確認する。

そして、気密性能のように測定できるものは、実際に測って確かめる。

現在の記事でも、全棟で気密測定を行いC値を実測する方針が示されています。

設計だけでもない。
職人さんの技術だけでもない。
検査だけでもない。

それぞれをつなげて、初めて一棟の家になります。

家の性能は、図面ではなく現場で決まります。

ダイワ住研は、50年先もご家族が健やかに暮らせるよう、完成すると見えなくなるところから家づくりを考えています。

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