内窓(二重サッシ)・断熱リフォームで何が変わる?まず整えたい「住まいの温熱環境」
2026.1.19
リノベーション
結論:
高齢者のヒートショック(冬)や室内熱中症(夏)を防ぐ第一歩は、
家の中の温度差を小さくすることです。
その中で、内窓(二重サッシ)は現実的で効果を体感しやすい対策です。
このページでは、
- なぜ内窓が有効なのか
- どこから始めるのが失敗しにくいか
- どんな家に向いているのか
を、具体的に整理します。
なぜ「内窓」が断熱リフォームの第一歩なのか
家の熱の出入りは「窓」が一番大きい
冬の冷気、夏の熱気。
実はその多くが窓から出入りしています。
- 冬:窓から冷気が入り、室温が下がる
- 夏:窓から日射熱が入り、室温が上がる
内窓を設けることで、
外気と室内の間に“空気の層”ができ、
温度の出入りを大きく抑えられます。
冬も夏も「同じ対策」で効果が出る
内窓は、
- 冬だけ
- 夏だけ
の対策ではありません。
内窓(二重サッシ)で変わること・変わらないこと
変わること
✔ 結露が減る
✔ 窓際の寒さ・暑さが和らぐ
✔ 廊下・脱衣所との温度差が小さくなる
✔ エアコンの効きが安定する
変わらないこと
✔ 間取りや断熱が弱い部分は残る
✔ 家全体が一気に高性能住宅になるわけではない
内窓は「断熱対策を全部やる前の第一歩」。
無理のない範囲で効果を出す方法です。
表:内窓(二重サッシ)の効果と位置づけ
| 項目 | 内窓でできること | 限界 |
|---|---|---|
| 冬の寒さ | 窓際の冷えを軽減 | 壁・床の断熱までは不可 |
| 夏の暑さ | 日射・熱気を抑制 | 屋根の熱は別対策 |
| 工事 | 短期間・住みながら可 | 全面改修ではない |
| 費用 | 比較的抑えやすい | 家全体改修より効果限定 |
どんな家に内窓は向いているか
次に当てはまる場合は特におすすめです
✔ まずは様子を見たい
✔ 窓が一枚ガラス
✔ 冬、窓際が極端に寒い
✔ 夏、2階の部屋が暑い
✔ 大がかりな工事は難しい
内窓だけで足りる?断熱リフォームの考え方
大切なのは「順番」を間違えないこと
断熱リフォームで失敗しやすいのが、
- いきなり全面改修を考える
- 逆に部分対策だけで終わる
というケースです。
おすすめの順番は、
一番目は、必要に応じて次の対策を考える
二番目は、窓(内窓)で体感を変える
三番目は、家の弱点を把握する
判断の基準は「今の家の状態」
内窓の効果は、家の条件によって差が出ます。
まずは「今の家で、どこまで効果が出そうか」を
整理してから判断するのがおすすめです。
同じ内窓でも、
- 効果が大きい家
- 限界がある家
があります。
▶今の家の状態を知るための中古住宅の診断
「やってよかった」と言われるために
内窓はゴールではありません
内窓は、
暮らしを整えるためのスタート地点です。
- 冬のヒヤッとする不安
- 夏の寝苦しさ
を減らしながら、
この家で安心して暮らせるかを判断する材料になります。
▶内窓の現物を見たり、断熱の違いを体感できる構造まる見えスタジオ
まとめ
✔ 内窓は 温度差を小さくする第一歩
✔ 冬も夏も 同じ考え方で効果が出る
✔ 無理なく始められる断熱リフォーム
✔ 判断の前に 家の状態を知ることが重要
次に読むおススメ記事
内窓は、寒さや暑さを我慢し続ける暮らしから抜け出すための
現実的な一歩です。
ただし、
「どこに付けるか」「どこまで期待するか」を間違えると、
思ったほど効果を感じられないこともあります。
無理に工事を勧めることはありません。
今の住まいで、どんな選択肢があるかを
一度整理してみませんか。
この記事を書いた人
ダイワ住研 広報チーム
滋賀県で中古住宅リノベーション・住宅診断を行う工務店。
高齢者が安心して暮らし続けられる住まいづくりをテーマに、
断熱・耐震・住環境改善に関する情報を発信しています。
監修
ダイワ住研 代表取締役 和田隆之
滋賀県で長年、住宅の現場に携わり、
「健やかな暮らしの基盤は家であり、住まいは命を守る器」という考えのもと、
中古住宅診断・断熱改修を数多く手がけてきました。





